ブッシュクラフトチェア
の作り方
ブッシュクラフトを教えている時、私が使っているブッシュクラフトチェアについてよく聞かれるので、「ハウツー」を作ろうと思いました。
特に地面が冷たく濡れている寒い時期にキャンプをする時、地面に体の熱を奪われるので、地面から離れるのことが大切です。他に丸太やハンモックチェアも使えますが、今回はトライポッドチェアの作り方について説明します。
私は時々トライポッドチェアを作ります。 この椅子の良いところは、パラコードとスティックだけで作ることが出来るので、ハンモックチェア用のキャンバスのような余分な材料を必要としないことです。
1.
3本の木の枝を約腕の長さに切り、真ん中の木に結び目を作ります。 私は巻き結び(クローブヒッチ)を使いましたが、どんな結び方でもかまいません。 結ぶ時に約10cm紐の端を残します。後で結ぶためにこれが必要となります。
私が使用したパラコードは約1.5mです。
2.
3本の枝をパラコードで巻き、そのパラコードの先を結びます。 後で開くので、きつく巻き過ぎないように注意してください。
3.
椅子の足が完成しました! 全ての足の上部から約2~3センチ下の外側にVノッチすることをお勧めします。
4.
長さ約1メートルのパラコードの中心が手の親指と人差し指に乗るようにします。
両端を指で持ち上げます。
指を閉じて下さい。
ひばり結び(ラークス・ヘッド)が完成!
5.
ひばり結びを脚に巻きます。
ひばり結びを再度作り、最初のひばり結びと反対の方向に巻きます。
6.
蝶々結びの前半を結びます。 パラコードを張るきつさにより椅子の高さが変わるので、自分の好みに合わせて調整して下さい。
7.
足の裏側に、蝶々結びの前半を結びます。 これにより、パラコードの方向を変えることができます。
パラコードの片方を脚の内側にまわします。
もう一度、蝶々結びの前半を結びます。
8.
残りの脚にもこれを繰り返し行い、両脚を等しい長さにします。
両方のパラコードの端を結び、1本のコードとして扱います。 私は本結び(スクエアノット)を使いました。(蝶々結びもOK)
9.
座り心地をよくするため滑らかな枝を使ってください。
各枝の間のパラコードを交差して、枝を隙間なく詰めて入れていきます。
パラコードに沿って枝を短くしていきます。
10.
ブッシュクラフトチェアが完成!
ブッシュクラフトコースで使った椅子です!
講習の時に見たカッコいい椅子ですね。
今度、私もチャレンジしてみます。(^^)
作ったら、写真を送って下さい!